淀川テクニックの動画を制作しました!
久しぶりのブログ更新です!現代美術アーティスト淀川テクニックの制作風景の動画を制作しました !
淀川テクニックは大阪の淀川河川敷を活動の拠点とし、落ちているゴミや漂流物を使って作品を制作しています。その活動や作品は小中学生の美術の教科書でも紹介されていて、岡山県宇野港に設置されたパブリックアート「宇野チヌ」「宇野コチヌ」の作者としてもよく知られています。
http://yukari-art.jp/jp/artists/yodogawa-technique
この2分を作るのに物凄く手間が掛かったけど、淀川テクニック柴田君が喜んでくれたので成功です!
こだわったのは、淀川テクニックの野性味をどうを表現するか!? 手持ち撮影のカメラワークが効いてるんじゃないかと思います。そして淀川での滞在制作は3日間のテント生活でした(笑)
上田順平は写真撮影・動画制作を請け負っています! ドキュメンタリータッチの撮影が得意です。
気になった方はご連絡くださーい! junpei5685@icloud.com
世界で一番美しい本屋さん
京都の恵文社 一乗寺店さんは、イギリスのガーディアン紙が2010年に発表した「世界で一番美しい本屋10」に日本で唯一選ばれた書店です。そして、なんと恵文社さんに僕の写真集「Picture of My Life」を置いてもらいました! 場所は ”そこにあったもの”をテーマとした、フェアコーナーだそうです。
左側のお隣さんは写真集「PICTURES FROM HOME 」by Larry Sultanです。この本も作者から両親に宛てた贈り物で、僕の本に似ています。印象が響き合うように工夫して置いて下さって嬉しいです。鎌田さん、ありがとうございます。
「 PICTURES FROM HOME 」by Larry Sultan
https://twelve-books.com/products/pictures-from-home-by-larry-sultan
ブルックリンに生まれカリフォルニアで育ったアメリカ人フォトグラファー、ラリー・サルタン(Larry Sultan)の作品集。1992年に初版が発表された同作の復刻版。
1992年に出版された初版が賞賛を浴びた「Pictures From Home」は、作者から両親への贈り物である。作者は1980年代を通じて定期的に南カリフォルニアの実家に戻り、その中で撮影した写真作品に、家族ビデオからのスチル写真、会話の切れ端、作家自身によるテキスト、思い出の品々や出来事を組み合わせることで十年の歳月を記録。ドキュメンタリーとステージド・フォトグラフィー(演出された写真)の境界線が徐々にぼやけていくような物語のコラージュを創り上げた。撮影者と被写体との間には一定の距離感があるものだが、それもこの作品を特別なものにしている対話や感情のやりとりの中で消えていく。
こうして素敵な書店さんに僕の本を扱って頂いて、ありがたいです。
京都の皆さん、ぜひ世界で一番美しい本屋、恵文社 一乗寺店さんで「Picture of My Life」をご覧ください。
上田順平 写真集「Picture of My Life」は下記の店舗で取り扱って頂いています。
実店舗:銀座蔦屋書店・代官山蔦屋書店・so books・梅田蔦屋書店・LVDBBOOKS・book of days・京都岡崎蔦屋書店・恵文社 一乗寺店・garally main
ネット書店:shashasha・flotsamBooks・amazon・上田順平作品店
淀川テクニック 柴田くん
2002年 柴田くん25歳。
昨日は僕の古くからの友人で美術家の淀川テクニック 柴田 英昭くんの、アーティスト写真の撮影をしました。
淀川テクニックは大阪の淀川河川敷を活動の拠点とし、落ちているゴミや漂流物を使って作品を制作しています。その活動や作品は小中学生の美術の教科書でも紹介されていて、岡山県宇野港に設置されたパブリックアート「宇野チヌ」「宇野コチヌ」の作者としてもよく知られています。
http://yukari-art.jp/jp/artists/yodogawa-technique
「宇野チヌ 」
2018年1月18日。淀川の葦の中に立つ柴田くん41歳。
ええ感じに年期が入って来ました。
2018年「Picture of My Life」との旅
沢山の人達に「Picture of My Life」を見て貰いたい。その中でも特に僕の本を届けたい方々がいます。それは僕と同じような経験をした ” 自死遺族 ” の方々です。
WHO(世界保健機関)の発表では世界中で年間80万人あまりの方々が毎年自死されているそうです。1日に約2200人が自らの命を絶っています。実際にはこれ以上の数字には現れない方々がいると思います。そして、そのそばには数えきれないほどの遺族がいます。自死遺族の自殺率は通常の3倍〜5倍だそうです。
愛する人の自死が、遺族にとっての負い目となり、人に言えない、触れてはならない存在になる事は耐え難いものです。残された人はどうしようもない気持ちになります。悲しみ、怒り、後悔、自責の念に苛まれ、自分も愛する人の近くに行きたいと思う。
先日、自死遺族の分かち合いの会に初めて参加しました。分かち合いの会では共通の体験を持つ5、6人のグループでそれぞれの想いを語り合います。普段の生活では自死の話はなかなか出来ません。しかし、ここでは心置きなく溜め込んだ想いを言葉にして自分の体から外に出し、心を軽くすることが出来ます。パートナーや、お子さんを亡くされた方々のお話を伺い、僕の話をさせて頂いて、「Picture of My Life」を見て貰いました。
「こんな愛の表し方があるんですね。勇気を貰えました。」
「私も息子にラインを送ってるの。既読つかないけど。」
「幸せな時間が沢山あるのが嬉しい。見せてくれてありがとう。」
とご感想を頂きました。
自死というのは最後が悲劇的なだけに、その人の人生すべてが悲しみの色に染まってしまう所があります。だけど、自死を選んだ、選ばざるを得なかった人達の人生には幸福な時間も沢山あったのです。分かち合いの会では悲しみや後悔を語り合い、幸福だった頃の話も沢山します。全ての感情を抑えることなく感じ切って放出することは、遺族にとってとても重要なことだと思います。
両親の自死から19年たった今、僕は両親と一緒に生きていて、彼らの存在を日々感じています。一般的に” 死 ”は生命の消滅であるとか、無に帰するというイメージがあると思います。僕も” 死 ”をそう定義していました。しかし今は違います。肉体は滅んでも彼らの意識は生きていると感じます。死んだ後のことは誰も知らないんだから、そう感じるのであれば勝手にそう思えば良いのです。誰も困りません(笑)
僕が自分の家族を” 愛おしい ”と思って見るとき。そばで両親が微笑んで言います。
「私たちもあなたを見て、今のあなたと同じ気持ちになったのよ」
上田順平 写真集「Picture of My Life」は下記の店舗で取り扱って頂いています。ぜひ実物を手にとってご覧ください。
実店舗:銀座蔦屋書店・代官山蔦屋書店・so books・梅田蔦屋書店・LVDBBOOKS・book of days・京都岡崎蔦屋書店・恵文社 一乗寺店・garally main
ネット書店:shashasha・flotsamBooks・amazon・上田順平作品店
2017年「Picture of My Life」との旅
久しぶりの日記更新です。僕の2017年は実に色んなことがありました。7月初めての写真集はイタリアのceiba editionsから刊行しました。イタリアでの印刷立会いはまさに長年の夢が実現するのを目の当たりにするような体験でした。
8月梅田蔦屋書店さんでの展示とトークショー。そして、LUMIX MEETS BEYOND2020 BY JAPANESE PHOTOGRAPHERS #5 世界3都市巡回展へ出展。9月アムステルダム、10月東京、11月にパリで展示させて頂きました。
世界中の方々に作品を見て頂くことで、沢山の言葉を貰いました。
「あなたの想いは届いてる。ご両親はとても喜んでるよ。」
「私も大切な人を自死で亡くしたの・・・」
「ご両親はとても愛し合っていたのね。幸せな人生を歩まれたんだね。」
本当に作って良かったなと思います。僕は自分のためにこの本を作り始めました。両親が相次いで自死したことによって、両親のことを人に言えない、触れられない存在になったことが辛かったから。
「僕の両親は最高なんだ。すごく愛し合ってて幸せな時を過ごしたんだ。僕は沢山の愛を貰ったんだ!」って世界中に大きな声で自慢するために作りました。自分のために作った本に込めた ” 愛 ” が世界中の人たちに届いた。そして誰かの心を暖めることが出来始めているようです。僕らはとても幸せです。
本は見て下さる方々がいて、初めてその意味を持ちます。2018年も色んな場所で写真集「Picture of My Life」を見て貰いたいと思っています。そして僕にはこの本を届けたい方々がいます。続きはまた今度書きますね。
写真集「Picture of My Life」は下記の店舗で取り扱って頂いています。ぜひ実物を手にとってご覧ください。
実店舗:銀座蔦屋書店・代官山蔦屋書店・so books・梅田蔦屋書店・LVDBBOOKS・book of days・京都岡崎蔦屋書店・garally main
ネット書店:shashasha・flotsamBooks・amazon・上田順平作品店
写真集 「Picture of My Life」 販売ぺージ
写真集「Picture of My Life」の紹介販売ページを作りました。僕のWEBサイトからこのページに飛ぶことができますので、ぜひご覧ください。
http://www.junpei-u.com/mylife_sale/index.html